「自分の暮らし」を手放さずに済む住まい
歳を重ねても、自分のペースで一日を過ごしたい。その願いに沿う場として、株式会社アプロヴァーレは住宅型有料老人ホームを運営している。ここでの暮らしの主役はあくまでご利用者様で、介護はその生活を後ろから支える役に回る。掲げているのは自立した暮らしの支援であり、できることは本人に委ね、手が要る場面にだけ介助を差し出す。
支えるスタッフの側も、その距離感を分かち合っている。困りごとを気兼ねなく相談できるアットホームな空気のなかで、ご利用者様とスタッフが互いに手を取り合う関係を築いている。管理する側とされる側という上下ではなく、同じ暮らしの場にいる者どうしの近さがそこにある。互いに手を取り合いながら豊かな暮らしをつくるという姿勢が、日々のやりとりの端々に出ている。
食事や入浴から日中の張りまで、生活を丸ごと
日々の支援は、食事や入浴、排泄といった身体介助を土台にしている。そこに居室の清掃やシーツ交換、洗濯が加わり、暮らしの清潔が保たれていく。レクリエーションは日中に張りを生み、体を動かす機会や人と交わる時間をつくる。生活のどの場面にも、必要なぶんだけ手が添えられている。
介助の量を一律にせず、ご利用者様の状態に合わせて増やしたり控えたりできるのは、住まいのなかに訪問介護のステーションが併設されているからだ。できることまで奪ってしまわない加減が、自立した暮らしを名ばかりにしないための肝になる。清掃や洗濯といった家事の支援も、生活の自由を取り戻すための土台として据えられている。
一日の流れは、求人票のなかにも具体的に描かれている。朝礼に始まり、入浴や排泄の介助、昼食の配膳、午後の入浴と続き、夕方には夜勤者へ申し送りが渡る。この時間割はスタッフの動きであると同時に、ご利用者様の一日のリズムそのものでもある。
体調の変化に、看護がすぐ応える
暮らしの安心を底で支えているのは、同じ運営のなかにいる看護師の存在だ。訪問看護ステーションが各施設に併設され、医療処置や療養上のサポート、急変時の対応を受け持っている。介護スタッフが気づいた小さな変化が看護へ渡り、必要なら早い段階で手が打たれる。
正直、離れて暮らす家族にとって、これほど心強い形はそう多くない。夜勤は介護職員2名と看護職員1名で組まれ、夜間の急変にも人がそろっている。介護と看護が同じ場所にいることは、本人の安心だけでなく、家族が抱える不安の重さも軽くする。
介護と看護が別の事業者に分かれていれば、家族が両方に連絡を取り、同じ説明を繰り返す場面も出てくる。それが一つの運営にまとまっているぶん、家族の手間も心配りの二重化も抑えられる。面会に通う距離が生活圏のなかにあることも、続けやすさを後押しする。
深江橋を起点に、三つの街で
こうした暮らしの場は、茨木・守口・東大阪の三市に4つ設けられている。本社は深江橋駅近くの東成区深江北に置かれ、代表は小田友樹が務める。東大阪の「こもれびの里東大阪」は河内小阪駅から徒歩4〜5分の場所にある。電話06-4309-7077で、平日9時から18時まで、暮らしと介護の相談を受け付けている。街ごとに置かれたケアステーションには「こもれび」の名がつき、生活圏のなかで支援が動く。住まいと介護、看護がひとつながりになった場所で、ご利用者様は自分のリズムを保ちながら日々を送っている。


