在宅で暮らす一人を、複数の入り口から支える
在宅で療養しながら暮らす人には、いくつもの入り口がある。薬をもらう入り口、介護の計画を立てる入り口、道具を借りる入り口、日常の困り事を頼む入り口——。株式会社ヒゴケンは、その入り口を一社のなかにまとめて持っている。西部調剤薬局が薬を、西部ケアプランセンターが介護計画を、ヒゴケン福祉用具事業所が用具を、まごころサポートが保険外の生活支援を、それぞれ担当する。神戸市兵庫区塚本通を中心に、機能ごとに事業所を分けながら、一人の暮らしを多方向から受け止める形をとっている。
どの入り口から入っても、同じ会社が運営している他の機能へつなげやすいという点が、利用者にとっての利点になる。
薬剤師の訪問という在宅ならではの接点
西部調剤薬局は、介護保険が適用される利用者に対して訪問在宅の調剤にも応じている。薬局まで足を運ぶのが難しい在宅療養の人にとって、薬剤師が自宅を訪れて薬を届け、適正を確認する仕組みは、暮らしを続けるうえでの現実的な支えになる。処方箋の内容をそろえるだけでなく、それが利用者に合っているかを薬剤師が見る工程が挟まる点も、訪問の場面で意味を持つ。
ケアプランを軸に各機能へつながる導線
西部ケアプランセンターのケアマネジャーは、利用者と家族の希望を聞きながら、最適な介護サービスの組み合わせを提案・調整する。ここで立てられる計画が、福祉用具の貸与や薬局の訪問、生活支援といった他の機能への導線になる。総合相談の窓口という性格上、まず何に困っているかを持ち込める場所であり、そこから会社内の各事業所へ話がつながっていく。
一社完結という構えが生む安心
薬、介護計画、福祉用具、生活支援を一つの会社が抱えることの意味は、利用者や家族が別々の事業者を探し歩かなくて済むところにある。株式会社ヒゴケンは2013年9月4日の設立、代表は川井洋一。本社はJR兵庫駅から徒歩約3分、営業時間は9時から17時で土日祝が休みだ。在宅の暮らしをめぐる複数の困り事を、一つの窓口から会社内の各機能へつないでいける構えが、この会社の最も分かりやすい特徴だといえる。

