幼児期にしか育ちにくい力がある
好奇心や自己主張、協調性、自己抑制、がんばる力——こうした非認知スキルは、幼児期から少しずつ積み上がっていきます。エコルド川口教室は、この時期に獲得できる力を遊びとプログラムの中で育てることを支援の方針にしています。iPadなどの道具を通じては、創造性やコミュニケーション能力、自分で考える力、他者と協力する力といった21世紀型スキルにも触れていきます。点数で測りにくい力を、日々の活動の積み重ねで伸ばしていく考え方です。
土台にあるのは、こども家庭庁のガイドラインが示す発達の5領域をふまえた集団支援です。児童の発達状況に応じてスモールステップで進むため、いきなり高い課題を求めることはありません。できることが一つ増えるたびに、次の一歩へ自然につながっていきます。
表現する自由が、感性を育てる
KitS(きっつ)は、ハサミやクレヨンと同じ感覚で子どもがICTに触れられる表現ツールです。夢中になったり工夫したり、ときどき手を汚したりしながら、遊びの幅を広げていきます。さまざまな表現方法に挑戦する中で、豊かな感性と想像力が育まれます。友達の作品にも関心を向け、互いに共有して良さを感じ取る時間も設けられています。
自由に表現できる環境は、子どもの意欲を引き出します。うまくできるかどうかより、やってみたい気持ちが先に立つ場面が増えていきます。取材で活動を見ていて、正解を一つに絞らないつくりが子どもをのびのびさせているように、個人的に感じました。
「できた」を見つける目が、そこにある
非認知スキルの成長は、大きな成果として一度に現れるものではありません。順番を待てた、貸してあげられた、自分から声をかけられた——そんな小さな『できた』を、スタッフが見逃さずにすくいとります。定員10名に対して常時5〜6人が付く体制だからこそ、一人の変化に目が届きます。積み重なった小さな変化は、保護者と分かち合いながら次の目標づくりに生かされます。

