安心して過ごせる場所づくりから
児童発達支援・放課後等デイサービス COCORUの施設に入ると、壁画をはじめとした明るい室内が子どもたちを迎える。医療的ケアの必要な子が安心して一日を過ごせるよう、空間そのものに手が入れられている。大阪市東成区玉津にあるこの児童発達支援・放課後等デイサービスは、居心地のよさを支援の土台に置いている。子どもが落ち着いて過ごせる環境があってこそ、療育の一つひとつが届くという考え方だ。
日々の活動では、入浴支援やリハビリテーション、五感を刺激する遊びなど、幅広いプログラムが行われている。看護師をはじめスタッフが子どもの表情や反応をよく見ながら、その日の様子に合わせて関わっていく。取材で施設の空気に触れて、飾りつけの一つまで子ども目線で選ばれていることが伝わってきた。
「好き」を見つける遊びの時間
療育で軸になるのは、その子が何を心地よく感じるかを探すことだ。好きな歌は情緒を安定させ、絵本の読み聞かせは興味の入り口になる。感覚を刺激する遊びを通じて快の体験を積み重ね、そこから成長へつなげていく。障がいがあっても「好き」という感覚は確かにあるという前提に立ち、保育の経験を持つスタッフが反応を見ながら遊びを組み替えていく。
看護と療育を支える多職種の体制
児童発達支援・放課後等デイサービス COCORUには看護師が常駐し、吸引や経管栄養などの医療的ケアに対応している。児童発達支援管理責任者が個別支援計画を作成し、理学療法士や作業療法士とともに、一人ずつの成長を多職種で支える。送迎の添乗や入浴の介助も看護師が担い、通所から施設での時間までを切れ目なく見守る。外部の訪問看護ステーションとも連携し、施設内だけで抱え込まない形をとっている。
玉造から通える、家族と地域のための場所
施設は大阪環状線と大阪メトロ長堀鶴見緑地線の玉造駅から徒歩約7分の東成区玉津にある。2026年6月に開所した小規模施設で、松木万恵代表のもと、家族への支援も大切にしている。保護者との面談を重ねながら、家庭と施設の様子をつなぎ、地域で安心して暮らせる環境づくりまでを見据えている。営業は10時から17時、定休は日曜と祝日となっている。


